ブルーベルは王様が飼っている『雪豹』だ。
俺と同じくらいに大きくて、全身がどこもかしこも真っ白で、信じられない位に手触りが柔らかくて、寝そべっているブルーベルに顔を埋めて一緒に寝ると、本当に本当に気持ちが良い。
しかも、とても人懐っこくて、手を出すと大きな舌でペロペロと撫でてくれるのが、凄く可愛かった。
「俺も同じのが欲しいぞっ」
でも、いくら可愛くても王様のところに遊びに行かなければ会えないので、俺はユウキにおねだりした。
『ジュンヤが昼間1人で寂しいなら、何かペットを飼ってもいいんだよ』
そうユウキが言ってくれていたのを思い出して言ったのだけれど、何でかユウキも王様も顔を見合わせて凄く困った顔をした。
「そう、雪豹の赤ちゃんだよ、ジュンヤが欲しがってただろう?」
「んんっ!欲しがってたぞっ、でも何でいるんだっ?雪豹は隣の国の・・んとっ、『特別保護動物』だからペットに出来ないんだろ?王様が飼ってるのは『友好の印』だから特別なんだろ?」
「あはは、難しい事を良く覚えてるね、そうだけど、ジュンヤの為に特別に許可を貰って譲って貰ったんだ、これは雄だから陛下のブルーベルより大きくなるけれど、可愛がってあげてね」
「何が特別に許可ですか、えげつなく大使を脅したって評判ですよ」
「こらっ!シッ!」
「ん?えげつないってなんだ?ユウキィ?」
「ははっ、ジュンヤの為に一生懸命お願いしたってことだよ」
「ふーーーん、ありがとうなっ、ユウキィ!」
「どういたしまして」
「何がどういたしましてですかっ!苦労して手に入れたご褒美を先に渡してどうするんですかっ!」
―――ベシッ!
ユウキがアレン・マリーさんに叩かれているけれど、俺は雪豹の赤ちゃんのが気になって仕方なくて、フカフカのベッドの上で苦労して立ち上がろうとしている小さな身体を、両手でソッと抱き上げた。
―――ヒョイッ
・ ・・としたら、ヒョイッとアレン・マリーさんに横から取られてしまった。
「ああっ、まっしろぉ」
「は?何ですか、それは?」
「まっしろ?それが雪豹の名前?ジュンヤ、もう付けたの?」
「そうだぞっ、アレン・マリーさん、まっしろ返してくれよなっ」
積もったばかりの雪みたいに、空に浮かぶ雲みたいに、真っ白いからまっしろ。
「まっしろ・・・でいいの?」
「それは・・・名前を聞かれた時に大使に説明し辛いですね」
ユウキとアレン・マリーさんは奇妙な顔をしているけれど、俺は物凄くいい名前だと思う。
ジッとこちらを見る澄んだ青くて大きいまん丸な目、ヨチヨチと歩く小さな身体、ちょっと触っただけで柔らかく手触りの良いフワフワの毛並みとフサフサのシッポ。
せっかくユウキがくれた俺のペットなのだから、もっといっぱい触っていたい。
俺はアレン・マリーさんからまっしろを取り返そうとするけれど、アレン・マリーさんはユウキと同じ位に背が高いので、バンザイされてしまうと飛んでも跳ねても届かない。
「にゃーぁぁっ、にゃぁぁっ」
自分のいる高さに驚いたように、まっしろが大きな声でなく。
「んんっ!まっしろが恐がってるぞっ、ユウキぃ、肩車してくれよなっ」
「ああっ、はいはいっ」
「はいはいじゃありませんっ、ユウキ様っ!これからの事をジュンヤ様に説明してくださいっ!応接間で工房の方が待っていると、何度言ったら分かるんですかっ!?ジュンヤ様も、ユウキ様から大切なお話があるから聞いてくださいっ!それをちゃんと聞いて、まっしろと遊ぶのはそれからですっ!」
アレン・マリーさんの手に中で暴れるまっしろが可愛そうで、ユウキにまっしろに手が届く位置まで持ち上げて貰おうとしたら、アレン・マリーさんに物凄く恐い顔で怒られてしまった。
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俺と同じくらいに大きくて、全身がどこもかしこも真っ白で、信じられない位に手触りが柔らかくて、寝そべっているブルーベルに顔を埋めて一緒に寝ると、本当に本当に気持ちが良い。
しかも、とても人懐っこくて、手を出すと大きな舌でペロペロと撫でてくれるのが、凄く可愛かった。
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でも、いくら可愛くても王様のところに遊びに行かなければ会えないので、俺はユウキにおねだりした。
『ジュンヤが昼間1人で寂しいなら、何かペットを飼ってもいいんだよ』
そうユウキが言ってくれていたのを思い出して言ったのだけれど、何でかユウキも王様も顔を見合わせて凄く困った顔をした。
「そう、雪豹の赤ちゃんだよ、ジュンヤが欲しがってただろう?」
「んんっ!欲しがってたぞっ、でも何でいるんだっ?雪豹は隣の国の・・んとっ、『特別保護動物』だからペットに出来ないんだろ?王様が飼ってるのは『友好の印』だから特別なんだろ?」
「あはは、難しい事を良く覚えてるね、そうだけど、ジュンヤの為に特別に許可を貰って譲って貰ったんだ、これは雄だから陛下のブルーベルより大きくなるけれど、可愛がってあげてね」
「何が特別に許可ですか、えげつなく大使を脅したって評判ですよ」
「こらっ!シッ!」
「ん?えげつないってなんだ?ユウキィ?」
「ははっ、ジュンヤの為に一生懸命お願いしたってことだよ」
「ふーーーん、ありがとうなっ、ユウキィ!」
「どういたしまして」
「何がどういたしましてですかっ!苦労して手に入れたご褒美を先に渡してどうするんですかっ!」
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ユウキがアレン・マリーさんに叩かれているけれど、俺は雪豹の赤ちゃんのが気になって仕方なくて、フカフカのベッドの上で苦労して立ち上がろうとしている小さな身体を、両手でソッと抱き上げた。
―――ヒョイッ
・ ・・としたら、ヒョイッとアレン・マリーさんに横から取られてしまった。
「ああっ、まっしろぉ」
「は?何ですか、それは?」
「まっしろ?それが雪豹の名前?ジュンヤ、もう付けたの?」
「そうだぞっ、アレン・マリーさん、まっしろ返してくれよなっ」
積もったばかりの雪みたいに、空に浮かぶ雲みたいに、真っ白いからまっしろ。
「まっしろ・・・でいいの?」
「それは・・・名前を聞かれた時に大使に説明し辛いですね」
ユウキとアレン・マリーさんは奇妙な顔をしているけれど、俺は物凄くいい名前だと思う。
ジッとこちらを見る澄んだ青くて大きいまん丸な目、ヨチヨチと歩く小さな身体、ちょっと触っただけで柔らかく手触りの良いフワフワの毛並みとフサフサのシッポ。
せっかくユウキがくれた俺のペットなのだから、もっといっぱい触っていたい。
俺はアレン・マリーさんからまっしろを取り返そうとするけれど、アレン・マリーさんはユウキと同じ位に背が高いので、バンザイされてしまうと飛んでも跳ねても届かない。
「にゃーぁぁっ、にゃぁぁっ」
自分のいる高さに驚いたように、まっしろが大きな声でなく。
「んんっ!まっしろが恐がってるぞっ、ユウキぃ、肩車してくれよなっ」
「ああっ、はいはいっ」
「はいはいじゃありませんっ、ユウキ様っ!これからの事をジュンヤ様に説明してくださいっ!応接間で工房の方が待っていると、何度言ったら分かるんですかっ!?ジュンヤ様も、ユウキ様から大切なお話があるから聞いてくださいっ!それをちゃんと聞いて、まっしろと遊ぶのはそれからですっ!」
アレン・マリーさんの手に中で暴れるまっしろが可愛そうで、ユウキにまっしろに手が届く位置まで持ち上げて貰おうとしたら、アレン・マリーさんに物凄く恐い顔で怒られてしまった。
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