西原&順也くんシリーズのブログです。 <登場人物> 西原 優希(さいばら ゆうき)日仏クォーター、才色兼備な中学2年の14歳。幼馴染の順也が大好き。 /鳳 順也(おおとり じゅんや)ちょっと小さいけれど、剣道チャンピオンのやっぱり14歳。綺麗で優しい西原が大好き。
夏水日記revenant walks at night
> revenant walks at night 20
「ちょっっ、まっっ、待ってっ、順也っっ!ちょっと待ってぇぇっっ!!」
「んんっ!時間が無いから待たないぞっ!」
 西原の下の下着・・・平たく言ってしまえばパンツを、順也はグイグイと引っ張って脱がせようとする。
 それにやっぱりパンツを掴んで、反対に引っ張って抵抗しながら、西原は自分が聞いても情けない悲鳴を上げた。
 足が固定されていて普通のパジャマが着られないので、西原は病院から借りている、浴衣みたいな入院用のパジャマを着ていた。
 裾が脛位までしかなくて、前が浴衣の様に開いていて、重ねた身ごろが肌蹴てしまわない様に紐で数箇所止める様になっている。
 ちょっと気を抜くと肌蹴たりして、何だか頼りない気もするけれど、身体の自由が利かないので、着替えたりする時はやはり便利だった。
 その蝶々結びで簡単に止まっている紐を解いて、現れた西原のパンツを順也は強引な力で引き下げようとして、西原が静止しても止めようとしない。
「じっ、時間って何の時間?ねぇっ?無いって何の時間っっ?!」
「んんっ!皆がご飯を食べて帰ってくるまでの時間だぞっ」
「そうっっ、じっ、じゃあ、さっき言っていた『男の子は骨折ると大変』って何っ?!」
 別に順也になら何をされてもいいけれど、いきなりのこのシチュエーションは訳が分からな過ぎる。
 なので、パンツで順也と綱引きをしながら、必死にこの行動に対する説明を求めると、
―――ギューーーッッ
「ねえぇっ!骨を折ると何が大変なのっ?」
―――ギュギューーーッ
「んんっ?西原が病院のベッドから動けないからだぞっ!」
―――ギュギュギューーーッ
「俺が病院のベッドから動けなくてっ、何で順也は俺のパンツを脱がせるのっ?」
―――ギューーーーギュギューーーッ
「んんっ、病院のベッドじゃ回りに人が居てマスタベーション出来ないからっ、それじゃあ西原が溜まって大変だからだぞっっ!」
「えええぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?!?!?!?」
 しつこく尋ねてやっとの事で答えを教えてくれた順也は、しか聞いた西原が自分の正気を疑いたくなるような物凄い答えを言った。

『俺は鳳順也っ!オマエは?名前は何て言うんだ?』
『あ・・・西原・・優希です』
『ふぅぅん、ゆーきかぁ、んんんんん?』
『えっ?あの、僕の顔に何か付いてる?』
『んん?そうじゃないぞっ、ゆーきは凄くキレーだなっと思って見てたんだぞっ!』
『え・・・?綺麗?僕が・・・?』
『んっ!目がなっ、見たこと無い金色で凄くキレーだぞっ』
『そ、そうかな?えっと・・・ありがとう、あっ、順也君の目もキラキラしていて凄く綺麗だよ』
『んんっ、そうなのか?そんなの今まで知らなかったぞっ、あっ、それよりお父さんがオマエと遊んでこいって言ってたぞっ!ゆーきぃ、何して遊ぶ?あのなっ、俺は剣道がいいぞっ』
 
 順也の答えが衝撃過ぎて、一瞬過去にタイムスリップしてしまった。
 順也と西原、初めて二人が出会った時、まだ母親の死のショックから立ち直れていなかった西原に、順也は眩しいように屈託の無い笑顔を向けてくれた。
 それは何の悲しみも恐れもまだ知らない、本当に生まれたばかりの天使みたいな笑顔で、その笑顔に釣られて、笑うことを忘れていた西原も何時の間にか微笑んでいた。
 そして、その後に連れて行かれた道場で、竹刀を見事に操る凛とした順也の姿を見て、西原は順也の虜になったのだ。
 あの時から順也は西原の宝物で、そんな穢れを知らない順也を守ろうと、ずっと順也の身辺で気配りをしてきたつもりだった。
 夜更かしはさせないでおかしな夜中のテレビは見せない、翔也が家に持ち込む過激な内容の漫画の雑誌も読ませない。
 その順也が、西原の天使で宝物の順也が、事もあろうに『マスタベーション』と言った。
「じっっ、じっ、じじじっ、じゅんやっ、順也ぁぁあぁっ!なっ、何を言ってるのっっ?!」
 もはや理不尽な暴力としか思えない順也の返事を耳にして、後頭部を極太の丸太で殴られた様なショックを受けた西原は、思わずパンツ綱引きの手を離してしてしまう。
―――パッ!ズルッッッ
「んんっ、やっと脱げたぞっ!だからそうならない様に、俺がちゃんと抜いてあげるぞっ、皆がいない今がチャンスだから西原は静かにしていてくれよなっ!」
―――パクンッ!
「うわぁぁぁぁぁーーっっっ!!抜くとか順也がそんな事言わないでぇぇぇっ、そしてそんな事をやらないでぇぇっっ!!!って言うかっっ、何もかもいっさいがっさい止めてぇぇぇぇぇっっ!!」
 しかも、『マスタベーション』だけでも、昇天してしまいそうにショックなのに、更にパンツが脱げて露になった自分の雄の先っぽを、順也がパクンと口に入れたのを見てしまい、西原は今度こそ本気で本当の、病院中に響き渡る様な、絹を裂く悲鳴を上げてしまったのだった。


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2008.10.07(07:29)|revenant walks at nightコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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