最初6行が前回の続きの場面です
すみません、大混乱しています(@@))
「もう眠いからって言って、車から真っ直ぐ部屋に行ったよ」
そして、智也が代表して西原の質問に答えてくれる。
「え・・・家にも入らないで庭からですか?あの・・・まだ、順也は怒っているんですか?」
その顔から想像して、西原が恐る恐る尋ねると、
「まだって言うか・・むしろパワーアップだな」
と、翔也がガッカリ疲れた声で嬉しくない情報を捕捉してくれた。
3日前。
鷹也に無理やり覚醒剤を打たれてしまった順也は、本家から三都葉がもう直開院させる予定の病院に運ばれた。
そこは想像していた以上に大きく立派な建物で、新築の5階建てのビル丸々が三都葉の病院なのだそうだった。
どうせ開院前で誰もいないのだからと順也が寝かされたのはやたらに広い特別室だった。
病院には小枝子が先に到着していて、衰弱しきった息子の姿を見てショックを隠しきれないでいた。
「順也ちゃん、恐い目に遭って可愛そうだったわね」
何故、順也がこんな無残な姿になってしまったのか。
経緯は電話で聞いて知っている小枝子は涙ぐみ、ベッドに寝かされまた点滴を付けられた順也の頭を繰り返し撫で続けた。
「大丈夫ですか?お母さん」
「私が付いていていたのに、こんな事になってしまってすみませんでした」
「悪ぃ、お袋」
でも、そう史也と二人の息子がオドオドした様子で声を掛けると、いきなり「あなた達は何をしていたのっ!」と言い放って3人を順番に平手で叩いた。
それから「家に帰ったらお話しがあります」と、身の竦む様な冷たい声で言い放って、叩かれて唖然としている史也達を蒼褪めさせたのだった。
「いやっ、でもですねっ、お母さんっ」
「これには深い訳がっ!」
「うわぁぁぁ・・・っ!俺は悪くねぇぇ!!」
うろたえた3人は口々に言い訳をしようとするけれど、小枝子は聞く耳を持たない。
それを傍で見ていた西原と桜子は、これからどうなってしまうのかとオロオロしてしまう。
「(どうしましょう!優希君、私達はどちらの見方をすればいいのかしら?)」
「(えっ!どっちかに付くんですか?そんなの絶対に決められませんよっっ!)」
「(まあっ!そんな半端な態度じゃ良い嫁になれないわよっ)」
「(うううっ、またそれですかぁ)」
「(何で泣くのよっ、仕方ないわねっ!もうっそれじゃあ、私がお母様で、優希君がお父様達でいいかしらっ)」
「(えええっ!二手に分かれるんですかっ?そんなっ、桜子さんと敵なんてっ)」
「(ホホホ・・寂しいかしら?)」
「(いえ・・物凄く恐いです)」
順也が入院しているうちはここに泊り込んでいればいい。
でもその後はどうしようと、順也が家に帰ってからの身の振り方について、修羅場の予感を前に、西原は真剣に考え込んでしまう。
でも、そんな心配は、次の日のお昼に順也が目が覚めた時に、吹き飛んでしまったのだった。
次の日のお昼。
まだ目を覚まさない順也の枕元にはそれまで必ず誰かが付き添っていたのだけれど、ほんの一瞬だけ、病室が空になってしまった瞬間があった。
小枝子が家でお昼ご飯を用意してきて、それをお世話になっている三都葉や看護婦さんも含めて皆で食べようと、その準備でバタバタとしていたのだ。
西原もお湯を沸かす為に給湯室へ行き、ヤカンを掛けて帰って来たら、順也の居る病室から何かが倒れる大きな音がしたのだ。
「順也っ!!!何があったの?大丈夫!?」
慌てて西原が病室に飛び込むと、そこにはベッドから落ちて、驚いた顔で床の上に座っている順也の姿があった。
「良かった目が覚めたんだねっっ、ベッドから落ちたのっ!?大丈夫?」
順也が床の上に落ちているのは驚いたけれど、でも、目を覚ましてくれた姿を見て西原は心の底からホッとした。
なかなか目を開けてくれない順也の事を、『心配しなくても、身体が元気になれば自然に目を覚ましますよ』と三都は説明してくれたけれど、でも西原はやっぱり心気が気ではなかったのだ。
「怪我は無い?起きて一人だから驚いたんだよね、ゴメンネ一人ぼっちにして」
目を覚ました順也を前に西原は安堵で笑みが零れて、そう言い順也に近づいて、取り敢えず順也をベッドの上に戻そうとした。
ペタリと床の上に座り込んでいる小さな身体、寝癖でクシャクシャの髪。
こちらを見る愛らしい顔には何んだか表情が無いけれど、きっとまだ寝ぼけているのだろう。
これで安心だ、そしてやっと順也を抱き締められる。
ベッドに戻すためとは言えその愛しい身体を抱き締める行為に、不謹慎にもワクワクとしてしまった西原が腕を伸ばすと、
「俺に触んなっ!!」
しかし、パジャマを着た身体に手が触れた瞬間に、いきなり思いもしない大きな声で叫んだ順也に、腕を思い切り振り払われてしまった。
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「もう眠いからって言って、車から真っ直ぐ部屋に行ったよ」
そして、智也が代表して西原の質問に答えてくれる。
「え・・・家にも入らないで庭からですか?あの・・・まだ、順也は怒っているんですか?」
その顔から想像して、西原が恐る恐る尋ねると、
「まだって言うか・・むしろパワーアップだな」
と、翔也がガッカリ疲れた声で嬉しくない情報を捕捉してくれた。
3日前。
鷹也に無理やり覚醒剤を打たれてしまった順也は、本家から三都葉がもう直開院させる予定の病院に運ばれた。
そこは想像していた以上に大きく立派な建物で、新築の5階建てのビル丸々が三都葉の病院なのだそうだった。
どうせ開院前で誰もいないのだからと順也が寝かされたのはやたらに広い特別室だった。
病院には小枝子が先に到着していて、衰弱しきった息子の姿を見てショックを隠しきれないでいた。
「順也ちゃん、恐い目に遭って可愛そうだったわね」
何故、順也がこんな無残な姿になってしまったのか。
経緯は電話で聞いて知っている小枝子は涙ぐみ、ベッドに寝かされまた点滴を付けられた順也の頭を繰り返し撫で続けた。
「大丈夫ですか?お母さん」
「私が付いていていたのに、こんな事になってしまってすみませんでした」
「悪ぃ、お袋」
でも、そう史也と二人の息子がオドオドした様子で声を掛けると、いきなり「あなた達は何をしていたのっ!」と言い放って3人を順番に平手で叩いた。
それから「家に帰ったらお話しがあります」と、身の竦む様な冷たい声で言い放って、叩かれて唖然としている史也達を蒼褪めさせたのだった。
「いやっ、でもですねっ、お母さんっ」
「これには深い訳がっ!」
「うわぁぁぁ・・・っ!俺は悪くねぇぇ!!」
うろたえた3人は口々に言い訳をしようとするけれど、小枝子は聞く耳を持たない。
それを傍で見ていた西原と桜子は、これからどうなってしまうのかとオロオロしてしまう。
「(どうしましょう!優希君、私達はどちらの見方をすればいいのかしら?)」
「(えっ!どっちかに付くんですか?そんなの絶対に決められませんよっっ!)」
「(まあっ!そんな半端な態度じゃ良い嫁になれないわよっ)」
「(うううっ、またそれですかぁ)」
「(何で泣くのよっ、仕方ないわねっ!もうっそれじゃあ、私がお母様で、優希君がお父様達でいいかしらっ)」
「(えええっ!二手に分かれるんですかっ?そんなっ、桜子さんと敵なんてっ)」
「(ホホホ・・寂しいかしら?)」
「(いえ・・物凄く恐いです)」
順也が入院しているうちはここに泊り込んでいればいい。
でもその後はどうしようと、順也が家に帰ってからの身の振り方について、修羅場の予感を前に、西原は真剣に考え込んでしまう。
でも、そんな心配は、次の日のお昼に順也が目が覚めた時に、吹き飛んでしまったのだった。
次の日のお昼。
まだ目を覚まさない順也の枕元にはそれまで必ず誰かが付き添っていたのだけれど、ほんの一瞬だけ、病室が空になってしまった瞬間があった。
小枝子が家でお昼ご飯を用意してきて、それをお世話になっている三都葉や看護婦さんも含めて皆で食べようと、その準備でバタバタとしていたのだ。
西原もお湯を沸かす為に給湯室へ行き、ヤカンを掛けて帰って来たら、順也の居る病室から何かが倒れる大きな音がしたのだ。
「順也っ!!!何があったの?大丈夫!?」
慌てて西原が病室に飛び込むと、そこにはベッドから落ちて、驚いた顔で床の上に座っている順也の姿があった。
「良かった目が覚めたんだねっっ、ベッドから落ちたのっ!?大丈夫?」
順也が床の上に落ちているのは驚いたけれど、でも、目を覚ましてくれた姿を見て西原は心の底からホッとした。
なかなか目を開けてくれない順也の事を、『心配しなくても、身体が元気になれば自然に目を覚ましますよ』と三都は説明してくれたけれど、でも西原はやっぱり心気が気ではなかったのだ。
「怪我は無い?起きて一人だから驚いたんだよね、ゴメンネ一人ぼっちにして」
目を覚ました順也を前に西原は安堵で笑みが零れて、そう言い順也に近づいて、取り敢えず順也をベッドの上に戻そうとした。
ペタリと床の上に座り込んでいる小さな身体、寝癖でクシャクシャの髪。
こちらを見る愛らしい顔には何んだか表情が無いけれど、きっとまだ寝ぼけているのだろう。
これで安心だ、そしてやっと順也を抱き締められる。
ベッドに戻すためとは言えその愛しい身体を抱き締める行為に、不謹慎にもワクワクとしてしまった西原が腕を伸ばすと、
「俺に触んなっ!!」
しかし、パジャマを着た身体に手が触れた瞬間に、いきなり思いもしない大きな声で叫んだ順也に、腕を思い切り振り払われてしまった。
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