場所・・・大公爵邸サンルーム
登場人物・・・大公爵の息子 西原優希
海の国の第1王子 順也(今は人間)
海の国の第2王子 翔也(今は人間)
優希の母
召使 ケント
「優希ぃ、まだ立ってないと駄目なのか?」
「うん、もう少しだけ我慢しててね、順也・・・あっ、次、そっちのレースと、赤い宝石の付いた冠を見せて」
「はい、優希様、こちらは遥か東方の国から届きました最高級の手編みレースと、最高品質の紅竜石の冠でございます」
「ああ、これも綺麗でいいね、順也、ちょっと被って見て」
「んん・・また被るのか?さっきからどれも一緒だぞ?なぁ、翔也兄さん?」
「俺もそう思うね、順也の言うとおりどれも一緒だ、優希のオフクロさんもそう思うだろう?」
「ホホホ・・・そうねぇ、流石にこれだけ数があると、どれも同じに見えてくるわねぇ」
「違いますよッ!皆揃って何を言っているんですかっ?どれも全部順也の可愛く見え方が微妙に違っています!!」
「んん?そうなのか?」
「本当かよ?」
「そうなのかしら?」
「そうですっ!!そうに決まっていますっっ!!一生に一度の俺と順也の結婚式の為の衣装で、順也の御両親と、お兄さんとお姉さんも出席して下さることになったんだからっ、順也が一番可愛く見えるのを探さないとっっ!だから順也っ、お願いだからもう少し我慢していてっ!」
「んんん・・・じゃあ、我慢するぞ・・」
「それからっ、お母さんと、翔也さんは、申し訳ないですけれど黙っててっ、邪魔するんなら向うでお茶でも飲んでて下さいっ」
「何だとっ!?義理の弟のくせに生意気だぞっ!!!はぁ、何で親父とお袋は帰ってきていきかり、こんな奴との結婚に賛成しちまったんだ?調子に乗って手が付けられねぇじゃかっ!」
「あらあら、本当に一生懸命ね、優希さん、何だか性格が変わってしまっているわよ」
「当然ですっ!結婚を快く許してくれたお義父さんと、お義母さんの信頼に応えられるように、もう最高の結婚式と、最高の可愛い順也にしてみせますからっっ!」
「はは・・うぜぇ・・」
「ほほ・・本当ね・・」
「何とでも言ってくださいっ!次、そっちのレースと冠っ!!」
「あの、優希様、ちょっといいですか?」
「何っ?ケントっ!!まさかオマエまで俺の邪魔をするのっ?」
「いえっ、そうではありませんっっ、あのっ、優希様にお客様がいらっしゃっています」
「お客?今日は忙しいから誰にも会わないって言わなかった?」
「はい・・・そうお伝えしたんですけれど、でもお客様というのが、あのフローリア姫様で・・・」
「えっ?またフローリア姫?」
「はい、それで、何が何でも優希様に会わせろと、玄関の前で門番と大喧嘩なさっています」
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「うん、もう少しだけ我慢しててね、順也・・・あっ、次、そっちのレースと、赤い宝石の付いた冠を見せて」
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「ああ、これも綺麗でいいね、順也、ちょっと被って見て」
「んん・・また被るのか?さっきからどれも一緒だぞ?なぁ、翔也兄さん?」
「俺もそう思うね、順也の言うとおりどれも一緒だ、優希のオフクロさんもそう思うだろう?」
「ホホホ・・・そうねぇ、流石にこれだけ数があると、どれも同じに見えてくるわねぇ」
「違いますよッ!皆揃って何を言っているんですかっ?どれも全部順也の可愛く見え方が微妙に違っています!!」
「んん?そうなのか?」
「本当かよ?」
「そうなのかしら?」
「そうですっ!!そうに決まっていますっっ!!一生に一度の俺と順也の結婚式の為の衣装で、順也の御両親と、お兄さんとお姉さんも出席して下さることになったんだからっ、順也が一番可愛く見えるのを探さないとっっ!だから順也っ、お願いだからもう少し我慢していてっ!」
「んんん・・・じゃあ、我慢するぞ・・」
「それからっ、お母さんと、翔也さんは、申し訳ないですけれど黙っててっ、邪魔するんなら向うでお茶でも飲んでて下さいっ」
「何だとっ!?義理の弟のくせに生意気だぞっ!!!はぁ、何で親父とお袋は帰ってきていきかり、こんな奴との結婚に賛成しちまったんだ?調子に乗って手が付けられねぇじゃかっ!」
「あらあら、本当に一生懸命ね、優希さん、何だか性格が変わってしまっているわよ」
「当然ですっ!結婚を快く許してくれたお義父さんと、お義母さんの信頼に応えられるように、もう最高の結婚式と、最高の可愛い順也にしてみせますからっっ!」
「はは・・うぜぇ・・」
「ほほ・・本当ね・・」
「何とでも言ってくださいっ!次、そっちのレースと冠っ!!」
「あの、優希様、ちょっといいですか?」
「何っ?ケントっ!!まさかオマエまで俺の邪魔をするのっ?」
「いえっ、そうではありませんっっ、あのっ、優希様にお客様がいらっしゃっています」
「お客?今日は忙しいから誰にも会わないって言わなかった?」
「はい・・・そうお伝えしたんですけれど、でもお客様というのが、あのフローリア姫様で・・・」
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