場所・・・大公爵邸玄関ホール
登場人物・・・大公爵の御曹司 西原優希
大公爵夫人 優希の母
「優希さん、こんな遅くにお出掛け?今、お帰りになられたばかりじゃなかったかしら?」
「あっ、ただいま帰りました、お母さん、そうなんですけど、順也が昨日の晩、三都葉殿の家に順也が遊びに行ったきり帰っていないみたいなので、迎えに行ってきます」
「まぁ?こんな時間に?もう遅いし、お迎えは明日の朝でいいんじゃないかしら?三都葉さんの家なら心配はいらないでしょうし」
「いえっ、そう言って昨日も帰って来なかったし、今日は迎えに行きますっ」
「でも今、順也ちゃんのお兄さんが遠くの国からいらしているんでしょう?せっかくの兄弟水入らずを邪魔してしまうんじゃないかしら?」
「いえっ!俺との水入らずも大切なんで迎えに行きますっ」
「順也ちゃん、夜は直ぐにお眠になってしまうから、もう寝てしまっているかもしれないわ」
「抱っこして帰れば大丈夫なんで迎えに行きますっ」
「はぁ・・・優希さん、じゃあ、可愛い恋人をお迎えに行けばいいけれど・・」
「はいっ、行ってきます!」
「余りしつこいと嫌われるわよ・・」
「うっ!!!!!!!!」
「じ・・・じゃあ・・・行ってきます・・うう・・」
「あら、優希さん、ちょっと待って、声を掛けたのは用事があったのよ」
「ううぅ、はい・・何でしょう?」
「兄さん・・・国王陛下からの確認なんだけれど、隣国のフローリア姫の縁談はお断りしちゃっていいのよね?」
「また、その話ですか?陛下にはこの前はっきり断わりましたよ」
「私も、優希さんには順也ちゃんがいるから断わっていいって言ったんだけれど、相手が優希さんを気に入ってしまって、もう一度お見合いさせてくれってしつこいらしいのよ」
「お見合いって、前のだって舞踏会で無理矢理合わされて、一曲ダンスを踊っただけじゃないですか、俺はそんな事した覚えはありませんよ」
「そうよねぇ・・、まあ、一応条件だけはいいお見合いだったから確認しただけよ、陛下には断わってくれるように頼んでおくわ、ちなみに、もう一度お見合いだけでもっていうのも嫌よね?」
「嫌ですよ、性格も我侭で独創的でついていけないし、それにあの姫を見ていると遠近感がおかしくなって、目が回って来るんです」
「ほほほ・・それは私も分かるわ、でも何故かしら?」
「頭が必要以上に大きいんですよ、そこに化粧も濃いし、髪型も盛りがいいし、それなのに身体が目立たな過ぎて、遠くにいるか近くにいるか判断が難しいんです」
「なる程そうだったのね、判り易いわ・・・でも、優希さんにしては珍しく辛辣ねぇ、そんなにお嫌い?」
「そうですね・・でもあのキツイ性格はちょっと・・南方イボ猪似の浅黒い顔もちょっと・・小さいのにガッチリしている身体もちょっと・・」
「うふふ・・優希さんのど真ん中好みのタイプは、華奢で色白な順也ちゃんですものね、私もお嫁さんなら可愛い順也ちゃんの方が絶対いいし、それじゃあ再度お見合いも断わっておくわね」
「すみませんけれど、よろしくお願いします、じゃあ、順也を迎えに行ってきます」
「ほほほ・・・行ってらっしゃい、今度、順也ちゃんのお兄さんも我が家にお誘いしてね、やっぱり順也ちゃんみたいに可愛いのかしら?」
「可愛いと言うかかっこ良くてハンサムですよ、俺も誘っているんで近いうちに遊びに来てくれると思います」
「まぁ、楽しみだわ」
「あっ、お母さん、お見合いの話は絶対に順也の耳には入れないで下さいねっ、それからお父さんや陛下にもそこは念押ししておいて下さいねっ」
「はいはい、順也ちゃんを驚かせたら可愛そうですものね、ちゃんと分かっているわ」
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大公爵夫人 優希の母
「優希さん、こんな遅くにお出掛け?今、お帰りになられたばかりじゃなかったかしら?」
「あっ、ただいま帰りました、お母さん、そうなんですけど、順也が昨日の晩、三都葉殿の家に順也が遊びに行ったきり帰っていないみたいなので、迎えに行ってきます」
「まぁ?こんな時間に?もう遅いし、お迎えは明日の朝でいいんじゃないかしら?三都葉さんの家なら心配はいらないでしょうし」
「いえっ、そう言って昨日も帰って来なかったし、今日は迎えに行きますっ」
「でも今、順也ちゃんのお兄さんが遠くの国からいらしているんでしょう?せっかくの兄弟水入らずを邪魔してしまうんじゃないかしら?」
「いえっ!俺との水入らずも大切なんで迎えに行きますっ」
「順也ちゃん、夜は直ぐにお眠になってしまうから、もう寝てしまっているかもしれないわ」
「抱っこして帰れば大丈夫なんで迎えに行きますっ」
「はぁ・・・優希さん、じゃあ、可愛い恋人をお迎えに行けばいいけれど・・」
「はいっ、行ってきます!」
「余りしつこいと嫌われるわよ・・」
「うっ!!!!!!!!」
「じ・・・じゃあ・・・行ってきます・・うう・・」
「あら、優希さん、ちょっと待って、声を掛けたのは用事があったのよ」
「ううぅ、はい・・何でしょう?」
「兄さん・・・国王陛下からの確認なんだけれど、隣国のフローリア姫の縁談はお断りしちゃっていいのよね?」
「また、その話ですか?陛下にはこの前はっきり断わりましたよ」
「私も、優希さんには順也ちゃんがいるから断わっていいって言ったんだけれど、相手が優希さんを気に入ってしまって、もう一度お見合いさせてくれってしつこいらしいのよ」
「お見合いって、前のだって舞踏会で無理矢理合わされて、一曲ダンスを踊っただけじゃないですか、俺はそんな事した覚えはありませんよ」
「そうよねぇ・・、まあ、一応条件だけはいいお見合いだったから確認しただけよ、陛下には断わってくれるように頼んでおくわ、ちなみに、もう一度お見合いだけでもっていうのも嫌よね?」
「嫌ですよ、性格も我侭で独創的でついていけないし、それにあの姫を見ていると遠近感がおかしくなって、目が回って来るんです」
「ほほほ・・それは私も分かるわ、でも何故かしら?」
「頭が必要以上に大きいんですよ、そこに化粧も濃いし、髪型も盛りがいいし、それなのに身体が目立たな過ぎて、遠くにいるか近くにいるか判断が難しいんです」
「なる程そうだったのね、判り易いわ・・・でも、優希さんにしては珍しく辛辣ねぇ、そんなにお嫌い?」
「そうですね・・でもあのキツイ性格はちょっと・・南方イボ猪似の浅黒い顔もちょっと・・小さいのにガッチリしている身体もちょっと・・」
「うふふ・・優希さんのど真ん中好みのタイプは、華奢で色白な順也ちゃんですものね、私もお嫁さんなら可愛い順也ちゃんの方が絶対いいし、それじゃあ再度お見合いも断わっておくわね」
「すみませんけれど、よろしくお願いします、じゃあ、順也を迎えに行ってきます」
「ほほほ・・・行ってらっしゃい、今度、順也ちゃんのお兄さんも我が家にお誘いしてね、やっぱり順也ちゃんみたいに可愛いのかしら?」
「可愛いと言うかかっこ良くてハンサムですよ、俺も誘っているんで近いうちに遊びに来てくれると思います」
「まぁ、楽しみだわ」
「あっ、お母さん、お見合いの話は絶対に順也の耳には入れないで下さいねっ、それからお父さんや陛下にもそこは念押ししておいて下さいねっ」
「はいはい、順也ちゃんを驚かせたら可愛そうですものね、ちゃんと分かっているわ」
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