場所・・・海の国の宮殿中庭テラス
登場人物・・・深海の魔女 桜子
海の国の第1王子 智也(人魚)
海の国の第2王子 翔也(人魚)
「見えましたわ、水晶に映っているこの青年が優希君ですのよ」
「げっ・・・こんなのかよ、派手だなぁ、順也の奴、趣味悪くねぇ?」
「金の髪に金の瞳ですか・・何と言うか、意外と順也は面食いですねぇ」
「順也ちゃん曰く、金色のお月様みたいに綺麗なんですって・・・でも、王宮の城下町に住んでいる私の兄弟弟子の魔法使いの話だと、親の居ない子供の面倒を見たりして、とても優しい真面目な青年らしいですわ」
「でもよぉ、いくら見た目が良くて真面目でも、相手が人間でしかも男じゃなぁ・・・やっぱり諦めさせた方が良くねぇ?」
「それは分かっているけど、何て言って?順也は言い出したら絶対に聞かないぞ」
「困りましたわねぇ・・・今日は『人間になる薬』を作る材料が足りないって言って断わりましたけれど、何時までもは無理ですわ」
「順也は今、その足りない材料を取りに行っているんですよね?ちなみに何が足りないんですか?」
「モゲモゲ珊瑚の実100個ですわ・・・嘘ですけれど」
「ははは・・・嘘ですか、でも、モゲモゲ珊瑚の実ではそのうち集まってしまいそうですね」
「嘘ならもっと出来そうも無い難しい事を言えばいいじゃねぇか、深海大海蛇の鱗100個とかさぁ、そうしたら順也を人間にしなくてもいいんじゃねぇ?」
「馬鹿っ、そんな事を言ったら本当に順也は取りに行ってしまうぞっ、鱗欲しさにどんな無茶をするか分からんだろうがっ」
「海蛇の背中に取り付いてヤスリで一気に鱗を擦り取るとか?・・・はは、やりそうで恐ぇぇ」
「ええ、だからわざとその辺りにあるモゲモゲ珊瑚にしましたのよ」
「でもよぉ、いくら何でもモゲモゲ珊瑚じゃ城の裏庭に大量に発生してるぜ・・・本気で大した時間稼ぎにはなんねぇよ」
「はぁ・・・こんな時に限って王も王妃も隣の国に招かれてしまって居ないし困ったな・・・」
「所でさぁ、コイツさっきから岩場に座って何をしているんだ?真剣な顔でずっと海を見ているみたいだけれど」
「さあ・・、でも今居る岩場は順也ちゃんが彼を助けて置いた場所ですわ、海風が強くて寒いでしょうにさっきからずっとこうしていますのよ、一体何をしているのかしら?」
場所・・・海辺の岩場
登場人物・・・大公爵の御曹司 西原優希
召使 ケント
「優希様っ!こんな場所にいらしたんですかっ?お探しましたよっ、お屋敷にお戻り下さいっ、国王陛下が昨日優希様が海に落ちた事をお聞きになって、心配してお見舞いにお見えになっています」
「ああ、すまない、直ぐに戻るよ・・・ねえ、ケント」
「何ですか?優希様」
「俺が船から落ちてここに打ち上げられていたのを、オマエが見つけてくれたんだよね?」
「そうですよ、岩の上でグッタリしている優希様を見つけて、本当にビックリしたんですよ」
「その時、本当に傍に誰もいなかった?遠くに人影でもいいから見なかった?」
「は?またその話ですか?昨日も聞かれましたけれど、誰もいませんでしたよ、私は優希様が心配で見に来ましたけれど、海は酷く荒れていましたから、こんな岩場には魚一匹近づきませんよ」
「そう・・・」
「そんな事より早くお戻りください、優希様っ、国王陛下がお待ちですよっ!何か優希様に大切なお話しがあるみたいですよっ」
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海の国の第1王子 智也(人魚)
海の国の第2王子 翔也(人魚)
「見えましたわ、水晶に映っているこの青年が優希君ですのよ」
「げっ・・・こんなのかよ、派手だなぁ、順也の奴、趣味悪くねぇ?」
「金の髪に金の瞳ですか・・何と言うか、意外と順也は面食いですねぇ」
「順也ちゃん曰く、金色のお月様みたいに綺麗なんですって・・・でも、王宮の城下町に住んでいる私の兄弟弟子の魔法使いの話だと、親の居ない子供の面倒を見たりして、とても優しい真面目な青年らしいですわ」
「でもよぉ、いくら見た目が良くて真面目でも、相手が人間でしかも男じゃなぁ・・・やっぱり諦めさせた方が良くねぇ?」
「それは分かっているけど、何て言って?順也は言い出したら絶対に聞かないぞ」
「困りましたわねぇ・・・今日は『人間になる薬』を作る材料が足りないって言って断わりましたけれど、何時までもは無理ですわ」
「順也は今、その足りない材料を取りに行っているんですよね?ちなみに何が足りないんですか?」
「モゲモゲ珊瑚の実100個ですわ・・・嘘ですけれど」
「ははは・・・嘘ですか、でも、モゲモゲ珊瑚の実ではそのうち集まってしまいそうですね」
「嘘ならもっと出来そうも無い難しい事を言えばいいじゃねぇか、深海大海蛇の鱗100個とかさぁ、そうしたら順也を人間にしなくてもいいんじゃねぇ?」
「馬鹿っ、そんな事を言ったら本当に順也は取りに行ってしまうぞっ、鱗欲しさにどんな無茶をするか分からんだろうがっ」
「海蛇の背中に取り付いてヤスリで一気に鱗を擦り取るとか?・・・はは、やりそうで恐ぇぇ」
「ええ、だからわざとその辺りにあるモゲモゲ珊瑚にしましたのよ」
「でもよぉ、いくら何でもモゲモゲ珊瑚じゃ城の裏庭に大量に発生してるぜ・・・本気で大した時間稼ぎにはなんねぇよ」
「はぁ・・・こんな時に限って王も王妃も隣の国に招かれてしまって居ないし困ったな・・・」
「所でさぁ、コイツさっきから岩場に座って何をしているんだ?真剣な顔でずっと海を見ているみたいだけれど」
「さあ・・、でも今居る岩場は順也ちゃんが彼を助けて置いた場所ですわ、海風が強くて寒いでしょうにさっきからずっとこうしていますのよ、一体何をしているのかしら?」
場所・・・海辺の岩場
登場人物・・・大公爵の御曹司 西原優希
召使 ケント
「優希様っ!こんな場所にいらしたんですかっ?お探しましたよっ、お屋敷にお戻り下さいっ、国王陛下が昨日優希様が海に落ちた事をお聞きになって、心配してお見舞いにお見えになっています」
「ああ、すまない、直ぐに戻るよ・・・ねえ、ケント」
「何ですか?優希様」
「俺が船から落ちてここに打ち上げられていたのを、オマエが見つけてくれたんだよね?」
「そうですよ、岩の上でグッタリしている優希様を見つけて、本当にビックリしたんですよ」
「その時、本当に傍に誰もいなかった?遠くに人影でもいいから見なかった?」
「は?またその話ですか?昨日も聞かれましたけれど、誰もいませんでしたよ、私は優希様が心配で見に来ましたけれど、海は酷く荒れていましたから、こんな岩場には魚一匹近づきませんよ」
「そう・・・」
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