西原の提案したとおり、順也が西原の上に跨ってお互いの顔が良く見えるようにする。
その状態で二人で繋がって、『顔を見ながらしたい』という順也の希望を満足させるつもりだった。
こんなにピタリと二人で肌を合わせて愛し合っているのに、顔が見える事がそんなに大切なのかと不思議にも思う。
「西原の綺麗な顔を見てるとな、幸せになってもっとドキドキするんだぞ」
でも、順也に夢見る様な幸せそうな目でそう言われると、もう何も反論出来なくなる。
なので、順也の希望に添えるように頑張ろうと決心したのだ。
―――ギシ・・ギシ・・ギシ・・
夜も深くなり、27階と言う場所にあるので元から静かな部屋の中は、更なる静けさに支配される。
そこに静かに響くベッドの軋む音。
規則正しく続くその音を、西原はベッドの上に寝転がりながら、世にも複雑な気分で聞いていた。
西原は動いていない。
ただ寝ているだけだった。
それなら何故ベッドが軋むかと言えば、西原の腰の上に跨った順也が腰を揺らしているからで、
『シクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシク・・・・・・(エンドレス)』
その様子を寝て眺めながら、西原は心の中で延々と泣き続けていた。
何でこんな事になってしまったのか?
最初の予定では、西原が順也の腰を腕を伸ばして支えて、それを下から突き上げる。
何だかもの凄くいやらしい事を順也に向かってしてしまう気がして、かなり気が進まななかったけれど、順也の希望を叶える為にそれで頑張るつもりだった。
なのに、途中で自分が動ける事に気付いた順也が、『俺に任せて西原は休んでてくれよなっ』と宣言して勝手に動き始めてしまい、更にいやらしい行為をさせてしまう結果に、西原は心の中で流す涙が止まらない。
「・・・さいばらぁ・・・気持ち・・いいか・・ぁっ?」
「うん・・、凄く気持ちいいよ、でもこれじゃあ順也が大変だよね?今度は順也が休んで俺が動こうね」
「・・っ・・まだ・・大丈夫だ・・ぞっ・・西原がいくまで頑張るぞっ・・んっ・・っぁあっ!」
「わぁ!そんなに乱暴にしたら怪我するよっ!あああっ、こんな事さっきもあったのに、何でまたぁぁぁ」
思い出せば、順也の腕を縛り、その順也に雄を咥えさせた上に舐めさせて、あまつさえ咥えさせた口の中に出してしまい、その後は色々な格好でエッチをして、今は身体を繋げて腰を降らせてしまっている。
今日一日で、一体どれだけのいらないアダルトな事を、まだ子供の順也にさせてしまったのか?
どれもその時々には仕方が無いと思った事だけれど、今更ながら取り返しがつかないような事をしてしまった気がして、西原は次々と浮かんでくる後悔のせいで気が遠くなる。
「・・んっ・・やぁ・・・さいばらぁ・・やぁ・・・っっ・・」
しかし、順也がいくら頑張ると言ってくれても、その感じ易い身体が変るはずもなくて、一人で何度も達してしまう。
その姿を寝た姿勢から見上げる西原も、もうそこまで迫っている解放の欲求に耐えられそうになかった。
順也から良く見えるという事は、西原からも良く見えるという事で、順也が動く度に、西原を跨ぎ開いた脚の中心で立ち上がった愛らしい雄がプルプルと揺れるのが見えて、溜まらなく欲情を誘う。
順也も疲れて来てしまった様なので、西原も一緒に腰を揺らし、
「・・・ん・・ぁぁ・・・・ぁ・・っ」
「・・・・・うっ・・ぁうっっ!」
やがてお互いの動きがピタリと合った頃に二人で一緒に達してしまったのだった。
夏の訪れの早い朝がもうそこまで迫ってきている様だった。
心地良い疲労感の中で、西原は順也を抱き締めたまましばらくウトウトしていたけれど、開け放しの窓から、ヒヤリと肌に冷たい風が吹き込んで来るのを感じて、慌てて起き上がった。
もしかしたら汗をかいたままの順也を寝冷えさうせてしまったのではないのかとドキドキしたけれど、西原が胸の中に包んで寝ていたのでホカホカと暖かく、その心配は無いようだった。
勿論、忌々しいハチマキは、もうとっくに解いてあり、そこが今も赤くなったりしていない事も確認して、胸を撫で下ろす。
順也はもう何の力も残っていない様子で、小さな寝息を立てながら深く深く眠ってしまっている。
「綺麗なベッドに行こうね・・」
そんな、耳元で語りかけてもピクリとも動かない順也を西原はそっと抱き上げて、隣の寝室に連れて行った。
そこにあるベッドの上に、大切な宝物を置くように横たえてから、暖かいタオルで身体を隅々まで拭いて、清潔な下着とパジャマを着せていく。
その間も順也はグッスリと眠ったまま動かなくて、最後に夏掛けの布団を掛けて額にチュッとキスをして、西原は順也の眠っている部屋を出た。
―――ザーーーーーーーーーーッ
その後、西原は熱めに設定したシャワーを浴びて、何処と無く重かった身体と頭をスッキリとさせて、脱衣所に戻った。
これから、明日の順也の朝食の準備をして、少し掃除と洗濯をして、それから今だともう明日になってしまった新学期の準備をしてしまうつもりだった。
順也の目が覚めたら、せっかくの最後の夏休み一日を順也の為だけに使いたいので、自分の事や雑用は今のうちに済ませてしまいたい。
「はぁ・・熱ぅ・・」
タオルで身体を拭きながら、ふと前を見ると大きな姿見に映る自分の姿が映っていた。
胃を壊したせいで少し痩せてしまったけれど、相変わらず死んだ母に良く似ている、人形めいた甘ったるい面差しと、また背の伸びた気がする鍛えた長身の身体が映っていた。
別に自分の身体をシゲシゲ見る趣味はないのだけれど、
『・・・さいばらぁ・・凄く綺麗だな・ぁ・・・全部っ・・俺のだぞ・・・っ』
自分の上に跨って腰を振っていた順也が、ずっとうわ言のように繰り返していたので、つい目がいってしまう。
相変わらず、顔を見れば母の自殺の事を思い出し気持ちが沈み、重く筋肉の付いた身体も暑苦しくて好きにはなれない。
でも、順也が気に入ってくれていると考えると、そのどちらも以前ほどは疎ましく感じなかった。
『もう昔の自分の事は許してあげて、今の自分を大切に扱ってあげないと・・順也ちゃんは、そんなどうでもいい優希君でも大好きなんだから、汚されたり傷ついたりしたら、きっととても悲しむわ』
数日前に言われた桜子の言葉が思い出される。
自殺する母を見殺しにした穢れた存在。
そんな自分は好きにはなれなくて、特に守る事はないと、増してそれが順也の為なら本当にどうなっても構わないと、ずっと本気で考えていた。
でも、それが今回の様に順也を傷つけてしまう原因になってしまうのなら、これからは少しは大切に扱わなければいけないのかなと反省してしまう。
順也がさっきの様に無茶なプレイめいた事をしたがるのも、きっと西原の無神経な行動のせいで、いらない独占欲を刺激されて不安にさせてしまったせいなのだろう。
腕を縛られ、無茶な行為ばかりをしたがった順也の事を思い出し、西原は本当に申し訳ないと思ってしまうのだった。
ランキング参加中!
ポチッ↓ありがとうございます♪大変励みになっています〜(^^)
その状態で二人で繋がって、『顔を見ながらしたい』という順也の希望を満足させるつもりだった。
こんなにピタリと二人で肌を合わせて愛し合っているのに、顔が見える事がそんなに大切なのかと不思議にも思う。
「西原の綺麗な顔を見てるとな、幸せになってもっとドキドキするんだぞ」
でも、順也に夢見る様な幸せそうな目でそう言われると、もう何も反論出来なくなる。
なので、順也の希望に添えるように頑張ろうと決心したのだ。
―――ギシ・・ギシ・・ギシ・・
夜も深くなり、27階と言う場所にあるので元から静かな部屋の中は、更なる静けさに支配される。
そこに静かに響くベッドの軋む音。
規則正しく続くその音を、西原はベッドの上に寝転がりながら、世にも複雑な気分で聞いていた。
西原は動いていない。
ただ寝ているだけだった。
それなら何故ベッドが軋むかと言えば、西原の腰の上に跨った順也が腰を揺らしているからで、
『シクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシク・・・・・・(エンドレス)』
その様子を寝て眺めながら、西原は心の中で延々と泣き続けていた。
何でこんな事になってしまったのか?
最初の予定では、西原が順也の腰を腕を伸ばして支えて、それを下から突き上げる。
何だかもの凄くいやらしい事を順也に向かってしてしまう気がして、かなり気が進まななかったけれど、順也の希望を叶える為にそれで頑張るつもりだった。
なのに、途中で自分が動ける事に気付いた順也が、『俺に任せて西原は休んでてくれよなっ』と宣言して勝手に動き始めてしまい、更にいやらしい行為をさせてしまう結果に、西原は心の中で流す涙が止まらない。
「・・・さいばらぁ・・・気持ち・・いいか・・ぁっ?」
「うん・・、凄く気持ちいいよ、でもこれじゃあ順也が大変だよね?今度は順也が休んで俺が動こうね」
「・・っ・・まだ・・大丈夫だ・・ぞっ・・西原がいくまで頑張るぞっ・・んっ・・っぁあっ!」
「わぁ!そんなに乱暴にしたら怪我するよっ!あああっ、こんな事さっきもあったのに、何でまたぁぁぁ」
思い出せば、順也の腕を縛り、その順也に雄を咥えさせた上に舐めさせて、あまつさえ咥えさせた口の中に出してしまい、その後は色々な格好でエッチをして、今は身体を繋げて腰を降らせてしまっている。
今日一日で、一体どれだけのいらないアダルトな事を、まだ子供の順也にさせてしまったのか?
どれもその時々には仕方が無いと思った事だけれど、今更ながら取り返しがつかないような事をしてしまった気がして、西原は次々と浮かんでくる後悔のせいで気が遠くなる。
「・・んっ・・やぁ・・・さいばらぁ・・やぁ・・・っっ・・」
しかし、順也がいくら頑張ると言ってくれても、その感じ易い身体が変るはずもなくて、一人で何度も達してしまう。
その姿を寝た姿勢から見上げる西原も、もうそこまで迫っている解放の欲求に耐えられそうになかった。
順也から良く見えるという事は、西原からも良く見えるという事で、順也が動く度に、西原を跨ぎ開いた脚の中心で立ち上がった愛らしい雄がプルプルと揺れるのが見えて、溜まらなく欲情を誘う。
順也も疲れて来てしまった様なので、西原も一緒に腰を揺らし、
「・・・ん・・ぁぁ・・・・ぁ・・っ」
「・・・・・うっ・・ぁうっっ!」
やがてお互いの動きがピタリと合った頃に二人で一緒に達してしまったのだった。
夏の訪れの早い朝がもうそこまで迫ってきている様だった。
心地良い疲労感の中で、西原は順也を抱き締めたまましばらくウトウトしていたけれど、開け放しの窓から、ヒヤリと肌に冷たい風が吹き込んで来るのを感じて、慌てて起き上がった。
もしかしたら汗をかいたままの順也を寝冷えさうせてしまったのではないのかとドキドキしたけれど、西原が胸の中に包んで寝ていたのでホカホカと暖かく、その心配は無いようだった。
勿論、忌々しいハチマキは、もうとっくに解いてあり、そこが今も赤くなったりしていない事も確認して、胸を撫で下ろす。
順也はもう何の力も残っていない様子で、小さな寝息を立てながら深く深く眠ってしまっている。
「綺麗なベッドに行こうね・・」
そんな、耳元で語りかけてもピクリとも動かない順也を西原はそっと抱き上げて、隣の寝室に連れて行った。
そこにあるベッドの上に、大切な宝物を置くように横たえてから、暖かいタオルで身体を隅々まで拭いて、清潔な下着とパジャマを着せていく。
その間も順也はグッスリと眠ったまま動かなくて、最後に夏掛けの布団を掛けて額にチュッとキスをして、西原は順也の眠っている部屋を出た。
―――ザーーーーーーーーーーッ
その後、西原は熱めに設定したシャワーを浴びて、何処と無く重かった身体と頭をスッキリとさせて、脱衣所に戻った。
これから、明日の順也の朝食の準備をして、少し掃除と洗濯をして、それから今だともう明日になってしまった新学期の準備をしてしまうつもりだった。
順也の目が覚めたら、せっかくの最後の夏休み一日を順也の為だけに使いたいので、自分の事や雑用は今のうちに済ませてしまいたい。
「はぁ・・熱ぅ・・」
タオルで身体を拭きながら、ふと前を見ると大きな姿見に映る自分の姿が映っていた。
胃を壊したせいで少し痩せてしまったけれど、相変わらず死んだ母に良く似ている、人形めいた甘ったるい面差しと、また背の伸びた気がする鍛えた長身の身体が映っていた。
別に自分の身体をシゲシゲ見る趣味はないのだけれど、
『・・・さいばらぁ・・凄く綺麗だな・ぁ・・・全部っ・・俺のだぞ・・・っ』
自分の上に跨って腰を振っていた順也が、ずっとうわ言のように繰り返していたので、つい目がいってしまう。
相変わらず、顔を見れば母の自殺の事を思い出し気持ちが沈み、重く筋肉の付いた身体も暑苦しくて好きにはなれない。
でも、順也が気に入ってくれていると考えると、そのどちらも以前ほどは疎ましく感じなかった。
『もう昔の自分の事は許してあげて、今の自分を大切に扱ってあげないと・・順也ちゃんは、そんなどうでもいい優希君でも大好きなんだから、汚されたり傷ついたりしたら、きっととても悲しむわ』
数日前に言われた桜子の言葉が思い出される。
自殺する母を見殺しにした穢れた存在。
そんな自分は好きにはなれなくて、特に守る事はないと、増してそれが順也の為なら本当にどうなっても構わないと、ずっと本気で考えていた。
でも、それが今回の様に順也を傷つけてしまう原因になってしまうのなら、これからは少しは大切に扱わなければいけないのかなと反省してしまう。
順也がさっきの様に無茶なプレイめいた事をしたがるのも、きっと西原の無神経な行動のせいで、いらない独占欲を刺激されて不安にさせてしまったせいなのだろう。
腕を縛られ、無茶な行為ばかりをしたがった順也の事を思い出し、西原は本当に申し訳ないと思ってしまうのだった。
ランキング参加中!
ポチッ↓ありがとうございます♪大変励みになっています〜(^^)





