俺が大きくなって、リングが少しでも身体に合わなくなったら直に外す。
ダルビング名人とユウキはそう約束をした。
「値の張るなものだから、そう約束してもなかなか外さない輩も多くてのぅ、困っておる」
「他の方の事は知りませんが、私にとっては特に高い買い物ではありません、約束はきちんと守ります」
「王立商人ユウキ・サイバラ、ドーリス一の豪商、まあ、あんたにとってはそうじゃろうな・・ふん、いいじゃろう・・・・リィン、検査の準備をしなさい」
そして、しばらくまたじっと俺を見てから、ダルビング名人はそう言い、部屋の奥に向けて声を掛けた。
すると、さっき門まで迎えに来てくれたケント君と、もう1人、綺麗な黒い髪を背中まで伸ばしたリィンさんというカッコイイお兄さんが、仕切りのカーテンの向こうから出てきた。
でも、リィンさんは顔を半分髪で隠してしまっていて、せっかくカッコイイのにどうしてだろう?と思う。
「では検査着に着替えますから、ジュンヤさんはこちらにいらしてください、あ、その猫ちゃんはここに置いて行ってくださいね」
そして俺のジッと見ている視線にリィンさんはニコリと微笑み返しながら、優しい声でそう言った。
「ユウキィ?」
「はいはい、手伝うよ、隣の部屋で着替えるんですか?」
今日着ている服も、沢山ボタンが付いていて着るのも脱ぐのも難しい。
なので、俺はユウキの方を見ると、ユウキは俺と一緒に立ち上がって、リィンさんにそう聞いてくれる。
「サイバラ様はこちらで今から、うちの職人頭からのご質問がまだあります、作るリングの素材なども決めて、それで検査の内容も代わってきますので、こちらでお待ちください、着替えの手伝いでしたら私共がしますので・・」
「あ、では、このアレン・マリーを」
「アレン・マリー殿も、『予備の鍵』になられるのでしたら、こちらでお話しをお聞きください」
でも、ユウキもアレン・マリーさんもやる事があるみたいで、結局俺はリィンさんとケント君の後について、一人で隣の部屋に入った。
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「値の張るなものだから、そう約束してもなかなか外さない輩も多くてのぅ、困っておる」
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でも、リィンさんは顔を半分髪で隠してしまっていて、せっかくカッコイイのにどうしてだろう?と思う。
「では検査着に着替えますから、ジュンヤさんはこちらにいらしてください、あ、その猫ちゃんはここに置いて行ってくださいね」
そして俺のジッと見ている視線にリィンさんはニコリと微笑み返しながら、優しい声でそう言った。
「ユウキィ?」
「はいはい、手伝うよ、隣の部屋で着替えるんですか?」
今日着ている服も、沢山ボタンが付いていて着るのも脱ぐのも難しい。
なので、俺はユウキの方を見ると、ユウキは俺と一緒に立ち上がって、リィンさんにそう聞いてくれる。
「サイバラ様はこちらで今から、うちの職人頭からのご質問がまだあります、作るリングの素材なども決めて、それで検査の内容も代わってきますので、こちらでお待ちください、着替えの手伝いでしたら私共がしますので・・」
「あ、では、このアレン・マリーを」
「アレン・マリー殿も、『予備の鍵』になられるのでしたら、こちらでお話しをお聞きください」
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