「ユウキィ?」
二人のいるベッド代わりのマットレスは広い。
こっちの端に二人でいたのに、あっちの端まで転がっていったユウキを、俺は慌てて追いかけた。
歩き辛いマットレスの上を横切って、蹲るユウキの背中にギュウッと抱きつくと、しばらく後に、ユウキが俺を背中に乗せたまま起き上がる。
「俺が可愛くて心配だからリングを作るのか?」
どうしてってそりゃ・・・と言った後に言ったのだからそれが理由なのだろうか?
俺は背中からずり落ちて、寝転がったマットレスの上からそうユウキを見上げて聞いてみる。
「そうだよ」
するとユウキはクシャクシャになった髪をかき上げながらジッとこちらを見下ろしてくる。
「んん?ぜんぜん分らないぞ?」
そうだよと言われても何が何だか分らないので、今度はベッドの上でウニャッと身体を捩って上目遣いに聞くと、
「はうぅぅぅ・・ちゃんと説明します、しますからもう止めて、気が変になりそうだよ」
ユウキは物凄く疲れた声で言った。
「ここは場所が悪いからあっちに行こうね」
「んん?ゴロゴロしたまま聞くんじゃ駄目なのか?」
「駄目!!」
ちょっと恐い顔でそう言うユウキに連れられて、俺は寝室を囲むようにグルリと張り出しているベランダに出た。
ドーリスの街が見渡せるそこには水が流れている浅い水路があって、昼間はそこに足を浸けて、天蓋を張って貰った日陰の下で昼寝をすると物凄く気持ちがいい。
これからはそこでまっしろと一緒なのがとても楽しみだ。
フワフワの気持ちの良いクッションが沢山置いてある大きなカウチがあるので、俺はユウキと並んでそこに座る。
回りには大きなランプが幾つか置かれているし、お月様も明るいので、夜だけれどぜんぜん暗くはない。
「あまり、ジュンヤには聞かせたくない話なんだけれど・・・」
俺がピトッとユウキに寄り添うと、ユウキはハウッと一息ついてから俺の肩を抱き寄せて、まずはそう前置いた。
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「俺が可愛くて心配だからリングを作るのか?」
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俺は背中からずり落ちて、寝転がったマットレスの上からそうユウキを見上げて聞いてみる。
「そうだよ」
するとユウキはクシャクシャになった髪をかき上げながらジッとこちらを見下ろしてくる。
「んん?ぜんぜん分らないぞ?」
そうだよと言われても何が何だか分らないので、今度はベッドの上でウニャッと身体を捩って上目遣いに聞くと、
「はうぅぅぅ・・ちゃんと説明します、しますからもう止めて、気が変になりそうだよ」
ユウキは物凄く疲れた声で言った。
「ここは場所が悪いからあっちに行こうね」
「んん?ゴロゴロしたまま聞くんじゃ駄目なのか?」
「駄目!!」
ちょっと恐い顔でそう言うユウキに連れられて、俺は寝室を囲むようにグルリと張り出しているベランダに出た。
ドーリスの街が見渡せるそこには水が流れている浅い水路があって、昼間はそこに足を浸けて、天蓋を張って貰った日陰の下で昼寝をすると物凄く気持ちがいい。
これからはそこでまっしろと一緒なのがとても楽しみだ。
フワフワの気持ちの良いクッションが沢山置いてある大きなカウチがあるので、俺はユウキと並んでそこに座る。
回りには大きなランプが幾つか置かれているし、お月様も明るいので、夜だけれどぜんぜん暗くはない。
「あまり、ジュンヤには聞かせたくない話なんだけれど・・・」
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