西原&順也くんシリーズのブログです。 <登場人物> 西原 優希(さいばら ゆうき)日仏クォーター、才色兼備な中学2年の14歳。幼馴染の順也が大好き。 /鳳 順也(おおとり じゅんや)ちょっと小さいけれど、剣道チャンピオンのやっぱり14歳。綺麗で優しい西原が大好き。
・ ・・と、したら、ヒョイッとアレン・マリーさんに横から取られてしまった。
「ああっ、まっしろぉ」
「は?何ですか、それは?」
「まっしろ?それが雪豹の名前?ジュンヤ、もう付けたの?」
「そうだぞっ、アレン・マリーさん、まっしろ返してくれよなっ」
 積もったばかりの雪みたいに、空に浮かぶ雲みたいに、真っ白いからまっしろ。
「まっしろ・・・でいいの?」
「それは・・・聞かれた時に大使に説明し辛いですね」
 ユウキとアレン・マリーさんは奇妙な顔をしているけれど、俺は物凄くいい名前だと思う。
 ジッとこちらを見る澄んだ青くて大きいまん丸な目、ヨチヨチと歩く小さな身体、ちょっと触っただけで柔らかく手触りの良いフワフワの毛並みとフサフサのシッポ。
 せっかくユウキがくれた俺のペットなのだから、もっといっぱい触っていたい。
 俺はアレン・マリーさんからまっしろを取り返そうとするけれど、アレン・マリーさんはユウキと同じ位に背が高いので、バンザイされてしまうと飛んでも跳ねても届かない。
「にゃーぁぁっ、にゃぁぁっ」
 自分のいる高さに驚いたように、まっしろが大きな声でなく。
「んんっ!まっしろが恐がってるぞっ、ユウキぃ、肩車してっ」
「ああっ、はいはいっ」
「はいはいじゃありませんっ、ユウキ様っ!明日の事をちゃんとジュンヤ様に説明してくださいっ!その場で泣かれても私は知りませんよっ!ジュンヤ様も、ユウキ様から大切なお話があるから聞いてくださいっ!それをちゃんと納得して、まっしろと遊ぶのはそれからですっ!」
 アレン・マリーさんの手に中で暴れるまっしろが可愛そうで、ユウキにまっしろに手が届く位置まで持ち上げて貰おうとしたら、アレン・マリーさんに物凄く恐い顔で怒られてしまった。


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2008.05.05(23:03)|LOVE RINGコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
『キャーーーッ!ストリップッ、早く脱いでぇーー!』
『本当にやってくれるっぺ?何でもリクエストしてみるもんだなぁ〜』
『兄貴っ、写メ撮って親分に送りましょうぜっ!』
 アホなフランス人達がアホな事をわぁわぁ言っている。
 何で演舞の披露で道着を脱がなければいけないのか?
 その事も訳が分らなくて唖然としてしまうけれど、それより何よりもう一度と言われたのがショックだった。
 止められて下ろしてしまった刀を持つ腕が鉛の様に重い。
「もう・・一度ですか?」
 何を勝手な事を思いながら、みっともなく息が上がってしまうのを押さえられないまま聞き返すと、
「ああ・・これを脱いでなぁ・・」
 鷹也はニヤニヤと笑いながら、西原の道着の襟元を醜く太った手で引っ張り、無理に大きく寛げさせた。

「馬鹿な事を言わないでください!鷹也さんっ、あなたはご自分が何を言っているのか分ってるんですか?」
 すると、様子を見て怒った智也が、慌てて飛んできて、鷹也との間に割って入ってくれた。
「いい加減にしなさいっ!鷹也っ、これ以上情けない事を言うのは止めなさいっ!」
「鷹也さん、演舞を途中で止めるなんて何て事をなさるんですか?」
 史也も家元も近寄って来て、口々に鷹也を諫めてくれるのだが、
「いいですよ・・何でもやります」
 しかし、西原はそんな自分を心配し庇おうとしてくれる人達の言葉を差し置いて、鷹也のだらしなく緩む顔を見詰めてそう言った。



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2008.05.05(08:25)|hanging gardensコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
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