西原&順也くんシリーズのブログです。 <登場人物> 西原 優希(さいばら ゆうき)日仏クォーター、才色兼備な中学2年の14歳。幼馴染の順也が大好き。 /鳳 順也(おおとり じゅんや)ちょっと小さいけれど、剣道チャンピオンのやっぱり14歳。綺麗で優しい西原が大好き。
 朝食の準備がてら冷蔵庫の中身を整理していると、
「さいばらぁ・・・?」
 いかにも寝ぼけた様子で目をコシコシ擦りながら、順也が台所に顔を出した。
「どうしたの?目が覚めちゃったの?まだ時間が早いよ」
 フラフラ揺れている順也に屈んで目線を合わせながら尋ねると、
「んんん・・・喉が乾いたから麦茶が飲みたいぞ・・・」
 甘えた様に首に抱きつきながら答えてくる。
 言われるままに麦茶を入れて、椅子に座ってウツラウツラしている前に差し出すと、コクコクとそれを一気に飲み干して、
「ふぁーーーー」
 酷く幸せそうな声を出した。
「西原ぁ、明日は何するんだ?」
 それで少し目が覚めたらしくて、明日(実際は今日)の予定なんかを尋ねてくる。
「何でも・・夏休み最後の日だし順也の好きな事でいいよ、でも晩御飯は順也の家で三都葉先生もご招待してバーベキューだから、そのつもりでね」
「んん・・・そうかぁ・・」
 すると順也は可愛らしく小首を傾げてしばらく考えていたけれど、
「やっぱり稽古だなっ!」
 やがて、パッと顔を輝かせて元気一杯にそう答えてきた。
「あはは・・そうだね、じゃあ、明日は起きたら朝ご飯を食べて、ロードワークしながら家に帰って、後は道場で稽古しようね」
 いかにも順也らしい答えに、西原の頬は思わず緩んでしまう。
 最初から最後まで本当に色々あった夏休みだけれど、一番最後の日に一番順也らしい笑顔を見ることが出来て、こんなに嬉しい事はない。
「さあ、もう少し寝ようね、起きたら朝ご飯はクロワッサンサンドとクラムチャウダーだよ、あっ、そうだ、サンドイッチの中身は何がいい?」
「ん〜、ハンバーグっ!」
「え?それってクロワッサンに合うのかなぁ?どっちかって言うとハムとか卵とかツナとか・・」
「んんっ!ハンバーグっっ!!」
「はいはい・・ハンバーグ、分かりました、はい、じゃあおいで、ベッドに連れて行ってあげるよ」

 もう汚れていたベッドも綺麗にメイクし直したので、自分の部屋に戻り、抱えていた順也をベッドの上に下ろすと、
「西原は寝ないのか?」
 ベッドの中にモソモソと潜り込んだ順也がそう尋ねてくる。
「俺はもう少しやる事が残ってるから、あと一時間くらい起きてるよ」
 実際、新学期の制服を今から出してアイロンを掛けたり、宿題のやり残しが無いか確認したり、ハンバーグのネタも作らなくてはいけないのでそう答えたのだが、それを聞いた順也は、機嫌の良さそうだった顔を見る見る曇らせた。
「んんっ!西原はまだお腹が良くなってないから寝なきゃ駄目だぞっ!」
 そして、手を掴んでグイグイと引っ張りながら、そう言って来た。
「え?でもね、明日も忙しいから、今のうちに色々やっちゃわないと・・」
 本当に、明日は全部順也の為に過ごしたいので、今のうちに出来る雑用は済ましてしまいたい。
 でも、眉を寄せて心配そうに見上げて来る順也の顔を見て思い直した。
 確かに、まだ時折胃が痛む時があるし、余り無理はしないよう三都葉に注意されている事も順也は知っていた。
 順也の為と無理をして、それでまた順也に心配を掛けてしまっては、今までと何も変っていない。

 総てを順也に捧げて、その誓いを忘れない為に指輪を渡して、それで順也も自分も幸せになれると信じていた。
 でも、それは間違っていたのだろうか?
 自分を大切に・・・
 正直、まだそうする事には何だか抵抗があった。
 母を見捨てた最低の人間の自分に、そんな価値は無いのではないかという思いが湧き上がり、負い目で胸が苦しくなる。
「うん・・そうだね、じゃあ、俺も寝るよ、でもそうするとクロワッサンサンドはハムとチーズだし、俺が新学期の準備をしている間は、ロードワークに出るのを待っててくれる?」
 でも、ついさっき反省した事を思い出してそう言うと、
「んっ!いいぞっ、俺も手伝うぞっ」
 順也は途端に見事な笑顔に戻り、元気に返事をしてくれた。
 大きく開いた目をキラキラとさせてて、その笑顔は眩しい位に晴れ晴れとしていて、『ああ、もっと早くこうしていれば良かった、そうすれば誰も傷つかなかったんだ』と自然に考えられた。

「新学期の準備って何だ?」
「え?アイロン掛けとか、宿題の確認とか・・」
「じゃあ、俺がアイロン掛けるぞっ!」
「ええええええっ!」
「何で『ええええ』なんだ?」
「あはは・・・ゴメン、考えておくよ・・はい俺も寝るから順也ももう寝ようねっ!」
「んんんっ!アイロン掛けるぞっ!ちゃんとお手伝い出来るぞっ!」
「うう・・・はいはい・・」

 部屋の電気を消すと、窓の外はもうかなり明るくなっていた。
 開け放した窓から、夏の夜明けの透明な、まだ優しい光が差し込んで来るのを、カーテンを閉めて遮って、西原は順也の待っているベッドへと潜り込む。
「西原ぁ・・おやすみのキスぅ」
「はいはい、おやすみ順也、また明日ね」
 途端にギュッとしがみ付いてきて、キスを強請る順也の唇にチュッと小さく唇を押し当てる。
愛しく暖かな身体を抱き締めながら、西原は深く心安らかな眠りに落ちたのだった。




収集が出来ないまま無理矢理完結でございます(^^;
つたない文章&無茶苦茶な構成にお付き合い頂き、ありがとうございました。
次は新学期ですね・・・・
二人の学校生活なんかを書きつつ、次は受験で悩んで頂こうかなぁとか考えています。
まぁ、予定通りに書けた記憶がないので、本当にそうなるか自分でも信じていませんが・・・
でも、その前に『hanging gardens』こぼれ話を・・・
いや、本当に色々ボロボロこぼれている気がするので、軽く拾ってみたいと思います。
最後に、沢山の拍手&ポチありがとうございました。
本当に励みになりました。
これからも、西原と順也君と愉快な仲間達をどうぞよろしくお願いします。


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2008.07.08(07:16)|hanging gardensコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
 西原の提案したとおり、順也が西原の上に跨ってお互いの顔が良く見えるようにする。
 その状態で二人で繋がって、『顔を見ながらしたい』という順也の希望を満足させるつもりだった。
 こんなにピタリと二人で肌を合わせて愛し合っているのに、顔が見える事がそんなに大切なのかと不思議にも思う。
「西原の綺麗な顔を見てるとな、幸せになってもっとドキドキするんだぞ」
 でも、順也に夢見る様な幸せそうな目でそう言われると、もう何も反論出来なくなる。
 なので、順也の希望に添えるように頑張ろうと決心したのだ。

―――ギシ・・ギシ・・ギシ・・
 夜も深くなり、27階と言う場所にあるので元から静かな部屋の中は、更なる静けさに支配される。
 そこに静かに響くベッドの軋む音。
 規則正しく続くその音を、西原はベッドの上に寝転がりながら、世にも複雑な気分で聞いていた。
 西原は動いていない。
ただ寝ているだけだった。
 それなら何故ベッドが軋むかと言えば、西原の腰の上に跨った順也が腰を揺らしているからで、
『シクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシクシク・・・・・・(エンドレス)』
 その様子を寝て眺めながら、西原は心の中で延々と泣き続けていた。
 何でこんな事になってしまったのか?
 最初の予定では、西原が順也の腰を腕を伸ばして支えて、それを下から突き上げる。
 何だかもの凄くいやらしい事を順也に向かってしてしまう気がして、かなり気が進まななかったけれど、順也の希望を叶える為にそれで頑張るつもりだった。
 なのに、途中で自分が動ける事に気付いた順也が、『俺に任せて西原は休んでてくれよなっ』と宣言して勝手に動き始めてしまい、更にいやらしい行為をさせてしまう結果に、西原は心の中で流す涙が止まらない。
「・・・さいばらぁ・・・気持ち・・いいか・・ぁっ?」
「うん・・、凄く気持ちいいよ、でもこれじゃあ順也が大変だよね?今度は順也が休んで俺が動こうね」
「・・っ・・まだ・・大丈夫だ・・ぞっ・・西原がいくまで頑張るぞっ・・んっ・・っぁあっ!」
「わぁ!そんなに乱暴にしたら怪我するよっ!あああっ、こんな事さっきもあったのに、何でまたぁぁぁ」
 思い出せば、順也の腕を縛り、その順也に雄を咥えさせた上に舐めさせて、あまつさえ咥えさせた口の中に出してしまい、その後は色々な格好でエッチをして、今は身体を繋げて腰を降らせてしまっている。
 今日一日で、一体どれだけのいらないアダルトな事を、まだ子供の順也にさせてしまったのか?
 どれもその時々には仕方が無いと思った事だけれど、今更ながら取り返しがつかないような事をしてしまった気がして、西原は次々と浮かんでくる後悔のせいで気が遠くなる。 
 
「・・んっ・・やぁ・・・さいばらぁ・・やぁ・・・っっ・・」
 しかし、順也がいくら頑張ると言ってくれても、その感じ易い身体が変るはずもなくて、一人で何度も達してしまう。
 その姿を寝た姿勢から見上げる西原も、もうそこまで迫っている解放の欲求に耐えられそうになかった。
 順也から良く見えるという事は、西原からも良く見えるという事で、順也が動く度に、西原を跨ぎ開いた脚の中心で立ち上がった愛らしい雄がプルプルと揺れるのが見えて、溜まらなく欲情を誘う。
 順也も疲れて来てしまった様なので、西原も一緒に腰を揺らし、
「・・・ん・・ぁぁ・・・・ぁ・・っ」
「・・・・・うっ・・ぁうっっ!」
やがてお互いの動きがピタリと合った頃に二人で一緒に達してしまったのだった。

 夏の訪れの早い朝がもうそこまで迫ってきている様だった。
 心地良い疲労感の中で、西原は順也を抱き締めたまましばらくウトウトしていたけれど、開け放しの窓から、ヒヤリと肌に冷たい風が吹き込んで来るのを感じて、慌てて起き上がった。
 もしかしたら汗をかいたままの順也を寝冷えさうせてしまったのではないのかとドキドキしたけれど、西原が胸の中に包んで寝ていたのでホカホカと暖かく、その心配は無いようだった。
 勿論、忌々しいハチマキは、もうとっくに解いてあり、そこが今も赤くなったりしていない事も確認して、胸を撫で下ろす。
 順也はもう何の力も残っていない様子で、小さな寝息を立てながら深く深く眠ってしまっている。
「綺麗なベッドに行こうね・・」
 そんな、耳元で語りかけてもピクリとも動かない順也を西原はそっと抱き上げて、隣の寝室に連れて行った。
 そこにあるベッドの上に、大切な宝物を置くように横たえてから、暖かいタオルで身体を隅々まで拭いて、清潔な下着とパジャマを着せていく。
 その間も順也はグッスリと眠ったまま動かなくて、最後に夏掛けの布団を掛けて額にチュッとキスをして、西原は順也の眠っている部屋を出た。

―――ザーーーーーーーーーーッ
 その後、西原は熱めに設定したシャワーを浴びて、何処と無く重かった身体と頭をスッキリとさせて、脱衣所に戻った。
 これから、明日の順也の朝食の準備をして、少し掃除と洗濯をして、それから今だともう明日になってしまった新学期の準備をしてしまうつもりだった。
 順也の目が覚めたら、せっかくの最後の夏休み一日を順也の為だけに使いたいので、自分の事や雑用は今のうちに済ませてしまいたい。
「はぁ・・熱ぅ・・」
 タオルで身体を拭きながら、ふと前を見ると大きな姿見に映る自分の姿が映っていた。
 胃を壊したせいで少し痩せてしまったけれど、相変わらず死んだ母に良く似ている、人形めいた甘ったるい面差しと、また背の伸びた気がする鍛えた長身の身体が映っていた。
 別に自分の身体をシゲシゲ見る趣味はないのだけれど、
『・・・さいばらぁ・・凄く綺麗だな・ぁ・・・全部っ・・俺のだぞ・・・っ』
 自分の上に跨って腰を振っていた順也が、ずっとうわ言のように繰り返していたので、つい目がいってしまう。
 相変わらず、顔を見れば母の自殺の事を思い出し気持ちが沈み、重く筋肉の付いた身体も暑苦しくて好きにはなれない。
 でも、順也が気に入ってくれていると考えると、そのどちらも以前ほどは疎ましく感じなかった。

『もう昔の自分の事は許してあげて、今の自分を大切に扱ってあげないと・・順也ちゃんは、そんなどうでもいい優希君でも大好きなんだから、汚されたり傷ついたりしたら、きっととても悲しむわ』
 数日前に言われた桜子の言葉が思い出される。
 自殺する母を見殺しにした穢れた存在。
 そんな自分は好きにはなれなくて、特に守る事はないと、増してそれが順也の為なら本当にどうなっても構わないと、ずっと本気で考えていた。
 でも、それが今回の様に順也を傷つけてしまう原因になってしまうのなら、これからは少しは大切に扱わなければいけないのかなと反省してしまう。
 順也がさっきの様に無茶なプレイめいた事をしたがるのも、きっと西原の無神経な行動のせいで、いらない独占欲を刺激されて不安にさせてしまったせいなのだろう。
 腕を縛られ、無茶な行為ばかりをしたがった順也の事を思い出し、西原は本当に申し訳ないと思ってしまうのだった。


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2008.07.07(11:32)|hanging gardensコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
『次はもっと別の格好でしてみてくれよなっ』
 順也からこのお願いをされるのは、実は今日もう2度目になる。
 順也の腕が背中にあるので、普通に西原が圧し掛かると、一番下敷きになる順也の腕が潰れてしまう。
 なのでそうならないよう、最初は順也を膝の上に抱いて、二人で同じ方向を向いて愛し合っていた。
 順也は西原に寄りかかり、西原は順也の太腿を持って抱えて、順也を揺すぶった。
 ちょっと窮屈だけれど、順也は軽いし、順也と一つになっている部分もキチンと繋がっているし、上手く行っていると西原は思っていた。
 でも、順也も気持ち良さそうにしていたのだけれど、2巡り終わった頃に、
「西原が見えないからこの格好は嫌だぞっ!」
 そう苦情を言われてしまった。
 なので考えて、今度は更に窮屈だけれど、二人で向き合わせになって繋がったら、また終わった今も同じ苦情を言われてしまう。
「でも、今のは向かい合わせだし見えてたでしょう?」
「背中ばっかりだぞっ!俺はオマエの顔が見たいんだぞっ」
 確かに向かい合わせではいたけれど、接点を確保する為に思い切り抱き締めあってしまっているので、順也からは肩に顔を埋めた視線から西原の背中を見下ろすことしか出来ないかもしれない。
「うううう・・・」
 しかし、そんな事を言われても、そんなに次々と都合の良い体位が思い浮かぶ筈もなくて、頭の中で自分と順也をパズルの様に組み合わせながら、西原は思い切り頭を抱えてしまった。

「順也、もの凄く眠そうだし、今日はもう寝た方がいいんじゃない?」
「別に眠くないぞっ」
「あっ、じゃあ、もう手を解こう?どうせいらないんだし、そうしたら何時もみたいに、向かい合わせで出来るよ」
「んんんっ!これは気に入ってるんだからこのままにしておいてくれよなっ!」
「何でそんなに気に入って・・・じ・・・じゃあ、こうは?」
 何を言っても順也が諦めてくれる様子がないので、西原は物凄い勢いで考える。
 テレビで見た事のある如何わしいホテルの鏡張りの部屋が羨ましくなるけれど、まさかそこに行く訳にもいかない。
 テスト勉強なんかよりもよっぽど真面目に考えた末に、西原は寝ている順也を起き上がらせて、代わりに自分がベッドに横になる。
「俺はこうしてるから、順也が上に乗って・・そうしたら俺が見えるでしょう?」
 そして、思いついてはみたけれど、余り気の進まない気分で、順也に向かい自分の腰を指差してみせた。



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2008.07.06(11:32)|hanging gardensコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
「・・っぁっ・・・・ぁ・・ぁぁぁ・・っ!」
 今晩何度目になるだろう。
 膝の上で揺すられていた順也が声にならない悲鳴を上げる。
 身体を強張らせた順也は、抱き締めた西原の腕の中で、大きく背中を仰け反らせて、やり過ごす事の出来ない快楽の波に耐えているようだった。
 涙を溜めた円らな瞳を大きく見開いて、それと一緒に、西原のお腹に当っている幼い形の雄の象徴から、ジワリと暖かい雫が滲み出させてみせる。
 感じ過ぎるのが欠点の順也の雄印は、今晩の交わりが始まってから数え切れない位に昂ぶりを放出して、もう何も出すものも残っていないようだった。
「・・・やぁ・・・ふ・ぁ・・・ぁ・・」
 順也は身体を硬くして、身体の中で暴れる快感に耐えていたけれど、やがて操っていた糸が切れた人形の様にプツリと全身の力を抜いた。
「はぁ・・・ぁ・・・・はぁ・・・」
 そして、目の前の西原の胸にもたれて肩を大きく揺らし、上がってしまった息を整えようとする。

 西原も順也に激しく締め付けられて昂ぶりを開放してしまい、弾んでしまった息を落ち着かせようと、小さく深呼吸を繰り返した。
 そしてそうしながら、順也の汗に濡れた滑らかな背中を、何度も繰り返し優しく撫でる。
 順也程の数では無いけれど、今夜数度目の開放を向かえて、西原の全身も心地良い倦怠感に満たされている。
―――このまま倒れて朝まで寝たら幸せだろうなぁ・・
 汚れた順也をこのまま寝かせる訳にはいかないので、そんな事は出来る筈ないけれど、ついそんな自分を想像してウットリしてしまう。
 でも、二人はまだ繋がったままの状態で、順也を脚の上に乗せ二人で向き合って座っているので、西原からは目のまん前の順也の様子が良く見えた。
 相変わらず腕を戒めたままの順也の白く幼い身体は、疲れ果てていて少しでも乱暴な扱いをすれば今にも壊れてしまいそうで、息を呑むような色っぽさを湛えていた。
 強い雨に打たれた様に濡れてウェーブの強くなった柔らかい髪。
疲労で血の気が陰を潜めた、でも、頬と唇だけは赤みを失わない小さな顔。
 苦しげに寄せられた凛々しい眉。
 泣き腫らして焦点が危うい大きなハシバミの瞳。
 『このまま寝てしまいたい』と自分で思っている筈なのに、その総てが西原を煽り立てて、取りあえず力を失っている雄自身がまたズクリ・・と熱を持ちそうになってしまう。
「・・さい・・ばらぁ・・・?」
 身体の中に収めているそれの小さな変化に気付いたのか、背中を撫でられて気持ち良さそうにしていた順也が、不思議そうな目で西原を見上げて来る。
「あっ・・えっと、これは何でもないよっ、それより今日は疲れちゃったよね?もう寝よう」
 順也は目を開けているのも億劫そうな程に、体力を使い果たしてしまっている。
 そんな順也に、自分の際限ない無節操な欲望を知られるのが憚られて、西原は慌てて順也の身体を自分のソレから引き離した。

「今日は俺のことを許してくれてありがとう、凄く嬉しかった・・これからも永遠に俺は順也のだから安心してね」
 クッタリとしている順也をベッドに横たえて、西原はその唇にそっと自分の唇を近づけた。
「愛してるよ、ゆっくりおやすみ」
 そしてそう囁きながら、あらんかぎりの愛おしさを込めてそこにそっとキスをする。
 今もウトウトしている順也はきっとじきにグッスリ眠ってしまうだろう。
 そうしたら、まずは第一に腕のハチマキを解き、それから隣の部屋の綺麗なベッドに移して、身体を清めてから清潔な下着とパジャマを着せよう。
 際限の無い自分の欲望を、心の中で『シッ!』と追い払いながら、西原はつらつらとそんな事を考える。
「んんっ!まだ寝ないぞっ!今のでもまだ西原がちゃんと見えなかったから、次はもっと別の格好でしてみてくれよなっ」
 しかし、いきなりパチリと目を見開いた順也にそう言われてしまい、
「えええっ?まだ別ってもう無いよっ?」
 思わず情けない声を出してしまった。



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2008.07.06(09:40)|hanging gardensコメント(0)トラックバック(0)TOP↑
―――チュ・・・クチュ・・・ッ・・・
 西原が指を動かす度に、小さく湿った音が、窓から忍び込んだ夏の夜の空気の中に生まれては消えていく。
 やっと順也も大人しくなってくれたベッドの上。
 手を背中で戒めているので、順也はずっと立てた膝と、あとはベッドにうつ伏せた胸で身体を支えている。
 西原は高く持ち上げられた順也の程よく引き締まった愛らしいお尻の後ろに陣取り、その中心にある可憐なバラ色の蕾の中に深く指を埋めていた。
 その指は、最初は1本だったけれど、やがて2本になり、今は3本に増えている。
 埋められた指にはたっぷりと潤滑剤としてのローションが塗られていて、西原がやはりローションで潤っている順也の中で不規則に動かすと、
「・・・ふ・・・ぁ・・・んぁ・・」
 刺激に弱い順也は、自由の制約された幼い身体を切なそうに捩じらせて、切れ切れの艶めいた喘ぎ声を漏らす。
 そして更に刺激を続けると、
―――キュッキュッ・・
 順也は柔らかい蕾の入り口と、その奥に続いている熱い内壁で西原の指を締め上げて、
「・・ん・・・・やぁんっ・・っああぁ・・・・はぁ・・・ぁ・・」
 甘い悲鳴を上げながら、今の姿勢になってから数度目の開放を迎えてしまうのだった。
 度重なる開放でもう出すモノも無さそうな順也は、ピクピクと痙攣する雄自身から白濁した雫をポタポタと滴らせて、最後は力を使い果たしたようにパッタリとベッドに横向けに崩れ落ちてしまう。 
「ん・・はぁ・・・また俺ばっか・・・駄目だぞ・・・」
 切なそうに身体を捩らせて、自分ばかりがいかされてしまった事に不満そうな顔をするけれど、
「ごめんね、あんまり順也が可愛いから夢中になっちゃったんだよ」
「ん・・・ん?オマエは・・楽しいのか?」
「あはは、勿論、楽しいに決まってるよ」
西原が答えの分かりきっている質問に答えると、
「じゃあ・・もっとしてもいいぞ」
 一転嬉しそうに小さく笑って、気だるそうな身体を持ち上げて、もとの姿勢に戻ろうとしてくれるのだった。

「ありがとう・・でも、そろそろ俺も順也が欲しいからここにおいで」
 でも、西原はそれを笑顔で断わって、ベッドの上に座りなおし、胡坐をかいた自分の脚の中心を指し示す。
 手を縛られ、白く華奢な腰を揺らす順也は、何時もより割り増しで扇情的だった。
 自由を奪われた順也が幼い身体を強張らせて、与えられた快楽に耐える淫靡な光景に、西原の雄も反応してこれ痛いほどに張り詰めてしまう。
 西原の指し示すそこで、こらえ性無く真上を指し示した雄の象徴が、待ちきれないようにビクリと痙攣してみせる。
 その様子を見た順也は、今からそれにされる事を想像したのか、ピクンと細い肩を揺らせて、
「んっ・・・今行くぞ」
 それからそう答え、肩を着き戒められたままの身体を捩って、ギクシャクと起き上がらせた。
 順也の身体は姿は子供でも本当に敏感で、そのせいで短い間に何度も達し、力を使い果たしてしまったようで、不安定なベッドの上を歩くとフラフラとしてしまう。
 本当は抱き上げて、そのまま西原が自分の腰の上に下ろしてもいいのだけれど、声で呼んでしまったのは、その頼り無く、でも最高に色っぽい姿をもっと見てみたいと思ったからだった。
―――こんなの、絶対に俺達がやってもいい事の対象年齢を超えている
 腕を縛られ不自由そうに身体を捩らせる痛ましい順也を見てビックリした西原は、始めは順也に怒られるのも覚悟でハチマキを解いてしまおうかとも考えていた。
 でも、順也もそう言っていたけれど、ハチマキがあるといつも以上にドキドキとしてしまい、そんなのいけないと思いつつも、つい意地悪になってしまうのを止められなかった。

「待って・・もう少しローション塗るからそのまま立ってて」
 覚束ない足取りで歩き、背中を向けて胡坐をかいた西原の脚の中心に腰を下ろそうとした順也を、西原はそう声を掛けて制止した。
 そして、近くに転がったままになっている、薄いピンク色をしたローションの瓶のネジ蓋を開けて、その中身を手の平にトロトロと垂らし、それを目の前にある順也のお尻の割れ目の奥にユックリと塗りつける。
「ふ・・・ふぁ・・・やぁ・・・そんなことしたら・・・また・・出ちゃう・・」
 順也は快感に耐えるよう、懸命に脚を踏ん張りながらそう言い、言葉の通りにあっという間に達してしまった。
「・・・はぁ・・・もうっ・・さいばらのバカぁ・・」
 そして、泣きそうな声を出して西原の膝の上にフラリと倒れこんでくる。
「うん・・ごめんね・・でも、順也が色っぽ過ぎるのが悪いんだよ」
「んんっ・・・そんなの・・言うがりかだぞ・・」
「あはは、それを言うなら、言い掛かりだよ」
 もっともな事を言い、プゥと頬を膨らませて見上げてくる順也に西原は微笑み返す。
 それから、膝の中にスッポリと納まっている、クッタリと力の抜けた順也の身体を脚を抱えて持ち上げて、少し場所をずらしてから、またユックリと下ろしていった。



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2008.07.03(08:15)|hanging gardensコメント(1)トラックバック(0)TOP↑
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